君の名は。に共感できる青春を送りたかった

新海誠監督最新作『君の名は。』をやっと観てきました。

累計動員数481万人、興収は62億円を突破した今作、正直に言って良かったです。観て良かった。

 

笑えて、泣けて、ちゃんとハッピーエンドで。

昔から見てきたような、悪く言えばありがちな、よく言えば普遍的な、ストーリー展開に、こんなにも引き込まれる人が多いのはやはり、作り手の技量あってこそのものでしょう。(心の声:何を偉そうに😠)

 

さて、この作品はカップル(いわゆるリア充)が多く観に行っていることでも話題ですよね。

確かに、あらゆる困難を乗り越える三葉ちゃんと瀧君の姿は見ていて気持ちが良かった!!二人で観れば盛り上がるだろうし、感想も言いやすい!!何より無難!!!

 

だけど!!!!!!!そんな青春を送ってきた人ばかりじゃないと思うんですよ。。。

女子校だから、部活で忙しいから、勉強の方が大事・・・・

いろいろ自分に言い訳しながら、それこそ瀧くんみたいに一心に自分を見てくれる人いないのかなって、いつか現れないかなって、思っても思ってもそんな人は現れなくて、自分でも「好き」が何かわからなくて、このままでいいのかなって不安になる夜、ありませんか。。。私はありますよ。。。昼でもなりますよ。。。

 

で、そんな私からすると『君の名は。』はあまりに美しすぎるんですよ。これは今作に限らず、青春ラブストーリーを謳うどの作品にも(漫画にも、小説にも)当てはまるんですが、本当に現実感がない。感情移入した自分が痛々しいのが想像できて、一歩引いた目で見てしまうんですね。

 

処方箋はきっと経験値でしょう。今から青春やり直したいです笑